マウンテンゴリラ

シルバーバック

マウンテンゴリラは、国際自然保護連合レッドデータブック絶滅危惧種に指定され、ワシントン条約で付属書1に記載されている。

彼らが住んでいるのは、アフリカのビルンガ火山帯と呼ばれる山岳地帯。赤道付近とは言っても標高およそ3,000mのこの場所は、アフリカでも寒さを感じる場所である。

ここに暮らすマウンテンゴリラはすでに300頭以下とも言われるが、世界中の他のどの場所にも彼らの仲間は存在していない(動物園などで目にするのはローランドゴリラである)。

彼らは、10頭前後の家族で暮らし、成長した雄の背中は白銀に輝き「シルバーバック」と呼ばれる。偉大で優しい、家族のリーダーである。